ゴスペルは、狭い意味では1930年代頃よりアメリカ黒人教会で生まれたブラックミュージックの要素の強い賛美歌のことを指します。

もともと、Gospelという言葉そのものは「よき知らせ」という意味で、キリストの救いのメッセージ(福音)や聖書の中の福音書を指します。


1990年代に『天使にラブソングを』というゴスペルをテーマにした映画がヒットし、それ以降日本でも教会の内外でゴスペルが歌われるようになりました。


従来のクラシック音楽のように清らかに歌われる賛美歌もとても素敵ですが、形にとらわれず、ブラックミュージックの強いリズムに乗って心とお腹の底から声を出して歌うゴスペル独特のスタイルが人気の秘密のひとつのようです。


また、クワイア(聖歌隊)という形で「仲間と共に」声を合わせることや、賛美歌の目的「感謝して喜んで歌うこと」を第一に大切にしているため歌の上手下手に翻弄されず歌の歓びそのものを味わうことが出来るのも魅力です。